ロシア疑惑の捜査報告書提出 トランプ陣営の共謀焦点

トランプ米大統領(ゲッティ=共同)、モラー米特別検察官(AP=共同)

 【ワシントン共同=清水敬善】米大統領選にロシアが介入した疑惑で、米司法省は22日、モラー特別検察官が捜査を終結し、報告書をバー司法長官に同日提出したと議会への書簡で明らかにした。ロシアとトランプ陣営の共謀や、トランプ大統領による捜査への司法妨害の疑いに関する判断が焦点。バー氏は近日中に報告書の概要を議会に通知し、捜査結果を公表する見通し。モラー氏が任命から2年近くをかけ捜査してきた疑惑は大きな節目を迎えた。

 報告書がロシアとの共謀を認定すれば、来年の大統領選で再選を目指すトランプ氏に大打撃。逆に共謀が認められなければ、政権にとって最大の懸念が除去される。


  • LINEで送る