取手市長、教委総括基に責任判断 中3自殺問題で

記者会見の冒頭、謝罪する茨城県取手市の藤井信吾市長(左)と市教育委員会の伊藤哲教育長=22日午後、同市議会

 2015年11月に茨城県取手市立中3年の女子生徒=当時(15)=が自殺した問題で、取手市の藤井信吾市長は22日に記者会見し、県の調査委員会が20日に学校や市教育委員会の対応を厳しく批判した報告書を公表したのを受け、自身の責任に関し「市教委の総括などを基に判断したい」と述べた。

 市教委は早ければ来週にも女子生徒の同級生の保護者に、調査報告書の概要とおわびの文書を送付する。

 藤井市長は女子生徒の両親が謝罪を受けない意向を示しているとし、「ご遺族の強い意思である再発防止に注力していきたい」と説明した。


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