松浦寿輝さんら8人表彰 18年度日本芸術院賞

松浦寿輝さん(左)、荒川洋治さん(右)

 日本芸術院(黒井千次院長)は22日、優れた芸術活動を表彰する2018年度日本芸術院賞を、小説家・詩人・評論家の松浦寿輝さん(65)、詩人・評論家の荒川洋治(本名荒川洋治)さん(69)、組踊立方の宮城能鳳(本名徳村正吉)さん(80)ら8人に贈ると発表した。

 このうち荒川さんと書家の真神巍堂(本名真神仁宏)さん(75)、能楽大鼓方の亀井忠雄さん(77)の3人は、特に業績が顕著として恩賜賞も贈る。

 松浦さんは2000年に短編小説「花腐し」で芥川賞を受賞したほか、詩や評論でも卓越した才能を発揮。荒川さんは詩作や鋭い評論を展開し、詩壇をリードした。


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