青森市議「盗聴」疑惑で辞職勧告 控室にスマホ置き無断で録音

辞職勧告決議案の採決前に、議場から退席する青森市の山崎翔一市議(左端)=22日午後、青森市

 青森市議会の山崎翔一市議(28)=無所属=が、議会控室でスマートフォンをソファの隙間に置いて無断で録音し、盗聴を疑われている問題で、市議会は22日、議員の品位に反するとして、山崎氏への辞職勧告決議を賛成多数で可決した。

 山崎氏を巡ってはツイッターへの差別的投稿の発覚時に続き2度目の辞職勧告。決議に法的拘束力はなく、同氏は取材に「誠意を持って議員活動を続け、信頼回復に努めたい」と辞職を否定した。

 山崎氏によると、殺害予告や誹謗中傷の文書が届いており「録音は防犯のためだった」と盗聴の意図を否定した。同室の議員が8日に録音中のスマホを見つけて問題が発覚した。


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