イスラエルの主権承認を表明 ゴラン高原でトランプ大統領

トランプ大統領=21日、ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン、エルサレム共同】トランプ米大統領は21日、イスラエルが1967年の第3次中東戦争でシリアから奪った占領地ゴラン高原を巡り「52年を経て、米国がイスラエルの主権を完全に認める時だ」とツイッターで表明した。

 ゴラン高原はイスラエルが大部分を占領後の81年に併合を宣言したが、国際的には承認されていない。米政府が承認すれば、2017年12月のエルサレム首都認定に続き、国際社会の激しい非難を招くのは必至。シリアやシリアと関係が深いイランが反発し、中東の緊張が激化する恐れもある。


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