国連、サイクロン被害に22億円 アフリカ南部、緊急対応基金から

 【ニューヨーク共同】国連人道問題調整室(OCHA)は19日、国連中央緊急対応基金(CERF)から、サイクロン被害を受けたアフリカ南部の人道支援に2千万ドル(約22億円)を拠出した。国連のハク事務総長副報道官が20日発表した。

 サイクロンは14日以降、モザンビークやジンバブエ、マラウイを襲い、最終的に死者が千人に達する恐れがある。

 国連によると、これまでに土砂崩れや洪水などによりモザンビークで202人の死亡が確認された。ジンバブエでは102人が死亡し、200人超が行方不明、マラウイでも約60人が死亡した。国内避難民は3カ国で計50万人近くに達した。


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