福島のプライド、服で表現 コシノさん、県産素材を使う

ヤマブドウのつるを使った服を披露した「フクシマプライド」のショー=18日、東京都渋谷区

 世界的なファッションデザイナー、コシノジュンコさんが福島県産の素材や伝統工芸技術を使ったブランド「フクシマプライド」の新作の受注が20日、始まった。

 コシノさんは、「2019〜20年秋冬東京コレクション」のショーで18日、新作を披露。受注は、薄い高級絹織物の「川俣シルク」を使う羽織物や、全国有数のニットの産地で知られる同県伊達市のニットのコートなど計55点が対象で27日まで。商品は東京・青山の「ラ・ブティック ジュンココシノ」に展示される。

 「フクシマプライド」は、東日本大震災の影響に悩む福島県の工芸品や地場産品のブランド力向上などを目的に設立された。


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