日産、ゴーン前会長の目標見直し 拡大路線から転換

記者会見するルノーのジャンドミニク・スナール会長(左)と日産自動車の西川広人社長兼CEO=12日、横浜市の日産自動車本社

 日産自動車が、フランス大手ルノーや三菱自動車と組む企業連合で2022年までに世界での年間販売台数を1400万台に拡大するとした中期経営計画の数値目標を見直す方針であることが19日、分かった。カルロス・ゴーン前日産会長が主導した規模拡大路線を変更する。

 ルノーのジャンドミニク・スナール会長も複数のメディアに対し「企業連合の存在意義を規定し直す必要がある」などと述べ、計画の修正に言及していた。

 企業連合3社の18年の世界販売台数は計1075万6854台で、ドイツのフォルクスワーゲンに次いで2位だった。


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