外国人受け入れ新制度で比と覚書 ブローカー排除、法相署名

協力覚書に署名し、握手する山下法相(右)とフィリピンのシルベストレ・ベリヨ労働雇用相=19日午後、法務省

 外国人労働者の受け入れを拡大する新制度の開始に向け、山下貴司法相とフィリピンのシルベストレ・ベリヨ労働雇用相は19日、悪質ブローカーの排除を目的とする協力覚書に署名した。

 政府は「特定技能1号」の在留資格取得に必要な日本語試験を、フィリピンを含む9カ国で実施予定。当面はこの9カ国が受け入れの中心になると想定されており、残るベトナム、カンボジア、中国、インドネシア、タイ、ミャンマー、ネパール、モンゴルとの協力覚書の早期締結を目指す。

 協力覚書によると、日本側から適切でない活動をしている送り出し業者の情報を寄せられた場合、フィリピンは調査し日本に報告する。


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