東京で杉原千畝記念館の開設式典 「ユダヤ虐殺の事実知って」

杉原ビザを見つめる(左から)孫の杉原まどかさん、千弘さん。右はジョージ・ブルマンさん=19日午後、東京都中央区

 第2次大戦中に多くのユダヤ人難民を救った「命のビザ」で知られる外交官杉原千畝(1900〜86年)を記念する「センポ ミュージアム」の開設式典が19日、東京都中央区八重洲2丁目で開かれた。杉原氏の家族や駐日イスラエル大使が「ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の事実と杉原の人道主義を知ってほしい」と呼び掛けた。23日開館。

 リトアニアの日本領事館員だった杉原は、センポの愛称で呼ばれていた。ビザを受け取りポーランドからカナダへ亡命した夫婦の下に生まれたジョージ・ブルマンさんもカナダから出席。杉原ビザの実物を寄贈した。


  • LINEで送る