「心の痛みを伝えたい」 「絶叫」の尾野真千子

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WOWOWで放送される「連続ドラマW 絶叫」の一場面

 女優の尾野真千子が、WOWOWの「連続ドラマW 絶叫」(全4回)で主演を務める。平凡な女性がいつしか社会に見捨てられた存在となり、生きるために犯罪に手を染めていく物語。尾野は「決して特別ではなく、誰にでも起こり得る話。お芝居を通じて、行き詰まった人々の心の痛みを伝えたい」と語った。

 主人公の陽子は親の愛を感じられずに育ち、その後も周囲の人間に恵まれなかったことで次第に身を持ち崩していく。「常に怒られて、たたかれて、だまされて。とことん不幸な陽子を楽しんで演じていた」と尾野。どん底まで落ちた時、出会った1人の男が陽子の人生を一変させる。

 風俗店で働く場面もあるが「特別な気構えはなかった」という。自身も女優として食べていけるようになるまでには、さまざまなアルバイトを経験した。「お金がなければ、どんな仕事でもやるしかない」。当時はつらい気持ちも味わったというが「おかげで今、上っ面ではない芝居ができる。自分の生き方は間違っていなかった」と笑う。

 陽子を犯罪の道へと引きずり込む男・神代を演じるのは安田顕だ。尾野は「何かを極限まで突き詰めた人、という意味で『変態』と呼びたくなる役者さん」と評価する。自身の演技とも相性は良いようで「一緒にお芝居をして、これほど『引っ掛かる』と感じた人はなかなかいない」と、初共演の手応えを語った。

 放送は24日から。