洋上風力発電、長崎に育成拠点 全国初、需要拡大見込み

長崎県五島市沖の洋上風力発電のための風車=2018年11月

 海上に設置した巨大な風車で電気をつくる「洋上風力発電」の商用化が始まっている長崎県に専門人材を育成する全国初の拠点が整備され、来年にも始動することが18日、分かった。長崎市のNPO法人が県内大学と連携し運営。将来的にはアジア各国からの受け入れも視野に入れる。

 安定した風で効率良く発電できる洋上風力発電の需要拡大が見込まれる中、懸念される人材不足を解消する狙いがある。

 関係者によると、運営するのは、海洋再生可能エネルギーに関心のある企業などでつくるNPO法人「長崎海洋産業クラスター形成推進協議会」。長崎大などの協力を得て、150人程度を毎年育成する予定。


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