自動走行車で日本文化体験、大阪 関電などが実証実験

自動走行車を活用した観光サービスの実証実験=14日、大阪市の大阪城公園

 関西電力と損保ジャパン日本興亜は14日、歩くのと同じ速さで移動する自動走行車を活用した観光サービスの実証実験を、大阪城公園(大阪市中央区)で報道関係者に公開した。この日は乗客が観光地の景色を楽しみながら、点茶や日本舞踊を観賞する様子が披露された。17〜21日に一般向けに公開する。

 自動走行車は、センサーなどで障害物をよけながら時速1〜5キロで移動する。14日は、畳や和傘を置いた車台で着物姿の舞踊家らが乗客にお茶をたて、三味線を弾いたり扇子を手に踊ったりした。

 実証結果を基に今後も試行を重ね、低速自動走行車による新たなサービスの事業化を目指す。


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