タクシー代、配車時に確定へ アプリ使用で需要喚起、国交省

東京駅前で待機するタクシー=2016年

 国土交通省は12日、目的地までのタクシー運賃を乗車前に確定させる新サービスを2019年度に導入する方針を決めた。スマートフォンの配車アプリを使って車を呼ぶ際に利用できる。渋滞や迂回で運賃が高くなる不安をなくし、需要を喚起する狙い。4月にも通達を改正し、地方運輸局の準備が整った営業区域から事業者の申請を受け付ける。同省は全国展開したい考えだ。

 新サービスは、タクシー各社が用意するアプリを使って客が乗車地と目的地を入力。表示される経路と運賃に納得すれば確定となり、運転手の判断で経路が変更されても運賃は変わらない。


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