2019年3月11日 10:47 | 無料公開
10日、米ニューヨークの教会で開かれた東日本大震災の犠牲者の追悼式典で、黙とうをささげる三浦七海さん(中央左)ら参加者(共同)
【ニューヨーク共同】米ニューヨークの教会で10日、東日本大震災の犠牲者の追悼式典が開かれ、在留邦人ら約400人が参加して黙とうをささげた。被災体験や、避難先でいじめられた経験を伝える活動をしている宮城県名取市出身の三浦七海さん(19)が参加し、世界の役に立つよう「生きている限り『語り部』を続ける」と話した。
当時小学校5年生で、自宅を津波で失った三浦さんは、避難所の生活はストレスが大きかったことや、被災者であることを理由に中学校でいじめられたことを紹介。人間不信になり、一時は被災したのは「恥」だとまで感じたと振り返った。