函館発「おでん列車」で舌鼓 道南いさりび鉄道3周年

道南いさりび鉄道が運行する「おでん列車」を楽しむ乗客=9日午後、北海道北斗市

 北海道函館市の第三セクター、道南いさりび鉄道は9日、開業3周年を記念して「おでん列車」を運行した。沿線住民でつくる地域応援隊が初めて企画。約30人が参加し、地元産の具材をふんだんに使った熱々のおでんを楽しんだ。

 同社の観光列車「ながまれ海峡号」を赤ちょうちんなどで飾り付けし、函館―木古内(木古内町)を走った。途中、津軽海峡と函館山を車窓から一望できるスポットに停車。弁当箱に詰めて配られたおでんは、具材に特産を生かしたいか天やカキのもち巾着、ホッキ貝入りのだし巻き卵、ツブ貝など工夫がいっぱいで、乗客たちは絶景を見ながら味わった。


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