母乳の予防効果なし明記、厚労省 アレルギー、国指針改定へ

 厚生労働省は8日、母乳にアレルギー予防効果がなく、粉ミルクの併用が肥満に影響しないことなどを明記した国の指針の改定案を取りまとめた。指針は医療従事者向けで、授乳や離乳の支援に関する内容が盛り込まれている。

 母乳や粉ミルクに誤った認識を持たないようにする狙いがある。母乳育児に過度にとらわれることに伴う負担感を減らすとともに粉ミルクなどを利用する親にも配慮した。

 同日、医療関係者で構成する「授乳・離乳の支援ガイド改定に関する研究会」がおおむね、改定案を了承した。

 指針は2007年に作成されていた。


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