WHO、難聴防ぐアプリ開発 スマホで聴覚診断

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は1日、難聴になるのを防ぐため、自分の聴覚を診断できるスマートフォンなど向け無料アプリ「hearWHO」を開発し、運用を始めたと発表した。世界では聴覚障害に苦しむ人が増加傾向にあり、予防のための早期診断に役立ててほしいとしている。3月3日の「耳の日」を前にした企画。

 WHOは2月、携帯音楽機器で長時間、大音量の音楽を聴き続けると聴覚障害になる恐れがあるとして、音量制限機能などの搭載を求める国際基準を発表した。

 WHOによると、世界で聴覚障害のある人は約4億6600万人。2050年には9億人に達するとの試算もある。


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