2019年3月1日 01:00 | 無料公開
光の波長を変換する機能を持った微粒子をマウスの目に注入し、本来は見えないはずの赤外線を目の中で可視光に変えて見られるようにしたと、中国科学技術大などのチームが28日、米科学誌セルに発表した。
人間に使うにはさらに検証が必要だが、特殊なゴーグルがなくても暗い場所で物が見える軍事技術にしたり、色の識別が難しい色覚障害に対し、微粒子で色の見え方を調整したりするような使い方が考えられるという。
チームはこのマウスが赤外線に反応する上、赤外線で描いた三角や円といった「形」も認識できることを実験で確認した。