春の叙勲は5月21日発令へ 新天皇即位後に繰り下げ

2018年5月に行われた大綬章の親授式=宮殿・松の間

 政府は26日、今春の叙勲の発令日を例年の4月29日から繰り下げ、5月1日の新天皇即位後にすると閣議了解した。発令日は5月21日の予定。新天皇の下で裁可から発令、親授式で授与するまでの一連の手続きを行う方が望ましいと判断した。

 発令日の延期は現行制度になった1964年以降で初めて。1回限りの例外措置とし、秋の叙勲は例年通り11月3日に発令する方針だ。

 政府は「勲章および文化勲章各受章者の選考手続き」で、春の叙勲は4月29日に発令すると規定している。毎年5月の大型連休明けに大綬章の親授式を皇居で行うのが通例だが、今年は5月21日以降に実施する。


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