東京・霞ケ関駅で危険物所持検査 実証実験、改札に装置

東京メトロ霞ケ関駅での実証実験で使用されるボディースキャナーで検査した際の画面のイメージ。腹部付近の服の内側に物があるのが分かる(コーンズテクノロジー提供)

 国土交通省は22日、東京都千代田区の東京メトロ霞ケ関駅で、乗客の危険物所持検査の実証実験を、3月4〜7日に実施すると発表した。改札内に入る利用者が対象。電磁波で、衣類の内側に隠し持った危険物を検知できるボディースキャナーを使う。日比谷公園方面改札にある一部の改札機の近くに置き、検査を希望しない場合は別の改札機を使ってもらう。

 昨年6月には東海道新幹線の車内で殺傷事件が発生。国交省は、2020年東京五輪・パラリンピックに合わせたテロ対策として、鉄道の安全強化を急務としており、実験で検査の有効性を探りたい考えだ。同省は「まずは取っ掛かりの実験」としている。


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