祭りの馬虐待問題、不起訴の公算 熊本県警、12人を書類送付

藤崎八旛宮の秋季例大祭で、男性が行列に加わる飾り馬をむち打つ動画(ツイッターから)

 熊本市の藤崎八旛宮であった伝統の秋季例大祭で、行列に加わる飾り馬を必要以上にむちで打つのは虐待だとして動物愛護法違反容疑で告発された問題を巡り、熊本県警は22日、祭りに参加した3団体の20〜40代の男性12人に関する捜査結果を熊本地検に書類送付した。刑事責任を問うのは難しいとする意見を付けており、不起訴となる公算が大きい。

 県警によると、12人は昨年9月16日の例大祭で、飾り馬の股間をつかんだり、むちや手ぬぐいを使って殴るしぐさをしたりした。

 捜査関係者によると、県警は馬のけがまで確認できないことなどから、刑事責任を問うのは難しいと判断したもようだ。


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