課徴金4400万円減額、公取委 岡山のスーパーに

 公正取引委員会は22日までに、納入業者への支払代金を不当に減額したとして、岡山市のスーパー「山陽マルナカ」に独禁法違反(優越的地位の乱用)で約2億2千万円の課徴金納付を命じた処分を巡る審判で、違反認定の範囲を変え課徴金を約4400万円減らす審決を出した。20日付。

 公取委は2011年6月、同社が食品や衣料品などの納入業者に対し、商品を値引き販売した場合に代金を減額したり、無償で従業員を派遣させたりしたと認定。課徴金納付のほか再発防止のための排除措置を命じた。山陽マルナカはこれを不服とし、命令を取り消すよう審判を申し立てた。


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