地下鉄全面再開に7時間半、札幌 震度5弱、安全点検

札幌市中心部の繁華街・ススキノでタクシーを待つ長蛇の列=21日、札幌市中央区

 21日夜の地震で運行が止まった札幌市営地下鉄は、全面再開まで7時間半以上かかり、多数の帰宅困難者が出た。一部の路線が通る同市北区で最大震度5弱が観測され、運行を一時停止して施設の安全点検を実施した影響だった。

 市交通局によると、21日午後9時22分の地震発生後に停止し、22日午前3時40分ごろ、一部区間で運転を再開、同5時すぎに全面再開した。地下鉄に乗れず、タクシー乗り場に並ぶ人で長蛇の列ができた。地下鉄が全面再開した際には、110人超が乗車した。

 地震発生後、各電車は内規に基づき、最寄り駅まで運行してから停止した。


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