「新しい星に手が届いた」 着陸成功に喜び

はやぶさ2の状況について説明するJAXAの久保田孝教授(右)ら=22日午前、相模原市

 3億4千万キロのかなたから信号が次々届いた。22日朝、探査機はやぶさ2は小惑星りゅうぐうへの着陸に成功。「本日、人類の手が新しい星に届きました」。相模原市にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所で記者会見した運用チームの津田雄一准教授は高揚した表情で報告、喜びをかみしめた。

 この日は早朝から、りゅうぐうの大きな模型が置かれた宇宙研の一室に報道陣が大勢待機。着陸への最終的な判断を下した午前6時すぎ、チームの吉川真准教授は「ついにここまで来た。あとは探査機に任せる」と緊張と自信が入り交じった表情で語った。


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