2019年2月22日 11:22 | 無料公開
絶滅が危惧されるグレビーシマウマ=2018年1月、ケニア中部(ロイター=共同)
【ロンドン共同】シマウマの白と黒のしま模様について、米欧の研究チームは21日までに、アブなど血液を吸う虫を体表に止まりにくくする効果があるとの研究結果を米科学誌に発表した。生息地のアフリカで、虫を介して致死性の感染症に罹患するのを避けるためにしま模様が進化した可能性がありそうだ。
英BBC放送によると、複数の研究者は、しま模様が虫の目をくらませることで、体表にうまく着地させないようにする効果があるとみている。
しま模様が存在する理由としては、ライオンなどの捕食動物から身を守るためのカムフラージュとする説や、体温を調節する機能があるとの説もある。