2019年2月21日 09:15 | 無料公開
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は20日、2016年の世界の医療費は約7兆5千億ドル(約830兆円)に上り、各国の国内総生産(GDP)総額の約10%に当たると発表した。医療費は各国で増加し続けており、WHOは「全ての国は、まず費用対効果の高い基礎的な保健医療を優先すべきだ」と強調した。
また医療・保健分野で労働力の需要が急速に高まっており、ほとんど全ての国で人手不足が見られると指摘した。
WHOによると、各国の医療費のうち政府支出は平均51%で、35%以上が個人の自己負担になっており、1億人が極端な貧困に陥る結果を招いているとした。