豪雨、半数が避難時期判断できず 愛媛県が罹災証明書発行世帯調査

 愛媛県は20日に開いた西日本豪雨の対応検証委員会で、今治市など被害が大きかった5市町で罹災証明書を発行した世帯を対象にしたアンケート結果を公表した。避難の行動や情報に関して困ったことを複数回答で聞いたところ、回答した482人のうち47%の228人が「避難をいつ行ったらいいのか判断できなかった」を挙げた。

 次いで「避難に関する情報が少なすぎた」(167人)、「防災行政無線が聞き取れなかった」(163人)が続いた。

 また避難しなかった人に理由を聞くと、229人のうち87%の199人が「浸水しても2階などに逃げれば良いと思ったから」を選んだ。


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