「患者にわいせつ」、医師無罪 証言の信用性に疑問、東京地裁

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判決後に記者会見する主任弁護人の高野隆弁護士(中央)ら=20日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 東京都足立区の病院で2016年、手術後の女性患者にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつの罪に問われた医師の男性被告(43)に、東京地裁は20日、女性の証言の信用性に疑問があるとして、無罪(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。医師は捜査段階から一貫して無罪を主張していた。

 大川隆男裁判長は、女性の証言は具体的で一貫性があるものの、麻酔による幻覚の影響を受けていた可能性があると指摘した。

 医師は16年5月、30代女性の乳腺腫瘍の手術を担当し、術後の全身麻酔の影響で女性が意識がもうろうとしている中、胸をなめるなどしたとして、起訴された。