トヨタ、昇進待遇の格差改善要求 春闘、第1回労使交渉

記者会見する全トヨタ労連の平野康祐副事務局長=20日午後、愛知県豊田市

 トヨタ自動車は20日、2019年春闘の第1回労使協議会を愛知県豊田市の本社で開いた。組合側は同じ働きをする従業員でも採用形態や職種、学歴によって昇進、待遇に格差が生じているとして改善を求めた。豊田章男社長は「努力し続ける人を応援する会社にしたい。自分たちだけではどうにもできないことを率直に会社にぶつけてほしい」と要請した。

 協議会には経営側から豊田社長ら約120人、組合側はトヨタ自動車労働組合の西野勝義委員長ら約230人が出席した。非正規を含む従業員が働きやすい環境を整えて「全員活躍」の実現が重要との認識で一致した。


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