津波被災の大槌町旧庁舎、姿消す 意見割れるも解体終了

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1月19日、解体が始まった岩手県大槌町の旧役場庁舎

 東日本大震災の津波で当時の町長と職員計28人が犠牲となり、存廃を巡り住民の意見が分かれた岩手県大槌町旧役場庁舎は解体作業を終え、建物が姿を消した。20日、現場を訪れた和歌山市の40代女性は「残してほしかったが、いろいろな思いがあると思うので軽々しく意見は言えない」と話した。

 作業は1月19日に始まり、約2週間で本体を解体。がれきは重機やダンプカーでほとんど撤去され、旧役場庁舎があった場所は更地となった。現場には慰霊のための献花台や地蔵が残る。

 町は撤去後、整地作業を進め3月中に全工程を終える。