聖マリ大医学部入試「優遇なし」 監査結果を公表

 医学部入試を巡る文部科学省の緊急調査で「不適切な可能性が高い」と指摘された聖マリアンナ医科大は19日、弁護士らによる監査で、男子や現役生を優遇した事実は認められなかったことを公表した。同日、文科省に監査報告書を提出した。大学によると、定期監査の中で実施しており、第三者委員会による調査ではない。

 文科省は昨年12月公表の調査結果で、過去3年間の入試における調査書の平均点を確認したところ、男子や現役生の方が明らかに高く、優遇した疑いがあるとしていたが、大学側は「受験生を個々に総合評価した結果」と否定していた。


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