2019年2月19日 19:15 | 無料公開
東京電力本店
東京電力福島第1原発に勤務し、福島県大熊町の社宅に住んでいた男性社員(48)と家族3人が、事故後の異動や避難完了を理由に東電が損害賠償を打ち切ったのは不当として、計約6781万円を求めた訴訟の判決で、福島地裁いわき支部(名島亨卓裁判長)は19日、計約6190万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
原告側弁護士は「東電は避難区域内の社宅や借家に住んでいた社員らに同様の対応をしており、判決はこうした社員らに一筋の光を与えるものだ」と評価している。
東電は「内容を精査し、対応を検討して参ります」とのコメントを出した。