2019年2月19日 19:12 | 無料公開
ソウルで記者会見する北朝鮮の元駐英公使、太永浩氏=19日(共同)
【ソウル共同】韓国に亡命した北朝鮮の元駐英公使、太永浩氏は19日、トランプ米大統領が安倍晋三首相からノーベル平和賞候補に推薦されたと暴露したことに関し「(授賞は)北朝鮮の核の脅威が完全になくなった時に議論されるべきだ」とし北朝鮮の非核化が実現していない現段階での授与は不適当との見方を示した。ソウルで記者会見して述べた。
トランプ氏は北朝鮮による核実験やミサイル発射が止まったと自身の功績をアピールしている。しかし太氏は現在の状況は北朝鮮が核を手放していない「核のある平和」だと皮肉り、そういう状態を生んだだけの人物への授賞は「賞の原則に合わない」と語った。