欧州銀、3行が利益増加 18年12月期、本業好調

 【ロンドン共同】欧州主要5銀行の2018年12月期決算が19日出そろい、本業の好調やリストラの奏功で英HSBCなど3行が前期と比べて増益または黒字転換となった。一方、フランスBNPパリバなど2行は減益となった。

 HSBCはアジアや英国といった主要市場でのビジネスが好調に推移し、純利益は前期比30・2%増と大幅に利益を増やした。スペインのサンタンデール銀行は地盤の同国やブラジルといった主力市場が好調で、18・0%の増益だった。

 ドイツ銀行は大規模な人員削減などを進めてきた効果で、純損益は4年ぶりの黒字となった。


  • LINEで送る