ポイント還元に不安の声 対応や集客、予算公聴会

北海道函館市で開かれた衆院予算委の地方公聴会=19日午後

 衆院予算委員会は19日、北海道函館市と長野市で2019年度予算案に関する地方公聴会を開いた。10月の消費税増税対策となるキャッシュレス決済時のポイント還元制度を巡り、地方部での対応の難しさや、参加しない店の客離れを招く不安を訴える声が相次いだ。

 函館市の会場では、城下町として知られる北海道松前町の若佐智弘副町長が出席。地元店舗でキャッシュレス決済端末の導入が進んでおらず「観光の町と言いながら使えない、ということになる」と準備不足に危機感を示し、通信関連設備の投資負担を課題に挙げた。


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