防災上重要なため池指定へ 自治体の管理強化で法案閣議決定

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広島県内で点在するため池=2018年7月

 政府は19日、豪雨や地震によるため池の決壊被害を防ぐため、防災上重要なため池を指定し、自治体による管理を強化する新法案を閣議決定した。昨年の西日本豪雨で多数の決壊被害が出たことを受けた。今国会での成立を目指す。

 吉川貴盛農相は閣議後の記者会見で「決壊による水害を防止することが最大の目的だ。都道府県、市町村とも十分な連携が大切で、しっかりと対応していきたい」と述べた。

 法案では決壊した場合、周辺に被害を及ぼす恐れのあるため池を「特定農業用ため池」に都道府県が指定する。形状変更を許可制にするほか、都道府県による防災工事の命令や代執行ができるようにする。