厚労省、はしか流行で注意喚起 関西で患者増加、長距離移動も

 関西を中心にはしかの患者が増えていることから、厚生労働省は18日、全国の自治体を通じて、発疹や発熱が見られる患者を診察するときには、はしかの可能性を念頭に置き、対策に当たるよう医療機関に求める通知を出した。

 国立感染症研究所が12日に発表した最新の集計では、大阪府や三重県を中心に148人が報告され、過去10年で最多のペースとなっている。患者が新幹線で長距離を移動した事例も発覚し、厚労省は「全国ではしかが発生する恐れがある」と危機感を強めている。

 はしかは発熱やせき、発疹が主な症状で、肺炎になるなど重症化しやすく、死亡することもある。


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