2019年2月18日 18:29 | 無料公開
記者会見する鹿児島県西之表市の八板俊輔市長=18日午後、西之表市役所
鹿児島県西之表市は18日、米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地である同市の馬毛島の北西部で、古墳時代から中世にかけての遺跡が見つかり、今月中にも現地調査を始めると発表した。
記者会見した八板俊輔市長は「(近接する)種子島との文化、歴史的なつながりなどが裏付けられれば、国の構想に影響は出てくると思う」と話した。市長はこれまで、FCLP受け入れに慎重な姿勢を示している。
市によると、人骨や多数の土器片が発見された。遺跡の範囲を確定した上で、掘削して調べるとしている。
防衛省は先月、馬毛島での土地測量などの調査を始めた。