タイ北部で在外邦人の保護訓練 自衛隊と米軍などの連携確認

在外邦人の保護訓練で、自衛隊の輸送機に乗り込む退避者役の邦人ら=17日、タイ・ピサヌローク(共同)

 【ピサヌローク共同】自衛隊と米軍、タイ軍は17日、タイ北部ピサヌロークで続いている多国間軍事演習「コブラゴールド」の一環として、外国にいる邦人の保護訓練を実施し、一部を報道陣に公開した。治安悪化を想定し、自衛隊と米軍などとの連携を確認した。

 訓練はタイ軍施設やピサヌローク空港で行われた。在外邦人の集合場所を取り囲んだ暴徒を、不快な音で相手をひるませる装置を使って排除。その後、自衛隊機が待機する「退避統制所」に邦人を車で誘導した。

 コブラゴールドはタイ軍と米軍が主催し今年で38回目。日本からは陸海空自衛隊など約170人が参加している。


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