平成改元、見送りの20案 九州大名誉教授の肉筆メモ発見

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故目加田誠・九州大名誉教授の元号案

 昭和天皇逝去に伴う1989年の改元で、政府から新元号案づくりを依頼された一人とされる故目加田誠・九州大名誉教授(中国文学)が案を記した、肉筆メモが見つかった。走り書きのため読み解けないものもあるが、最終段階で採用が見送られたという「修文」を含む20案が確認できる。メモを所蔵する福岡県大野城市は「知られずにいた多数の元号案の存在が分かる、貴重な史料」としている。

 大野城市によると、メモは原稿用紙と便箋計9枚。万年筆などで書いた「大成」「天昌」といった案が並んでいた。出典や該当部分の漢文が添えられていたり、優先順位とみられる番号が振られていたりしている。