豚コレラで一般車両も消毒、愛知 岐阜も散水検討

 農林水産省は15日、感染拡大が続く豚コレラについて、一般車両も対象にした消毒を愛知県の一部で始めたと明らかにした。発生が相次いだ岐阜県でも散水車による道路の消毒を検討しており、車に照準を合わせて対策を強化する。一般車両を含む消毒は2010年に宮崎県で発生した口蹄疫以来の対応といい、防疫活動が市民生活に影響を及ぼし始めた。

 豚コレラは愛知県田原市で立て続けに確認された。田原市は渥美半島にあるため、半島の入り口に当たる豊橋市の国道23号に消石灰を散布したポイントを設け、通行した一般車両が消毒できるようにした。豊橋市には畜産関係車両を対象にした消毒場所を設置。


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