2019年2月15日 11:36 | 無料公開
兵庫県宝塚市議会本会議で、施政方針演説する中川智子市長=15日午前
兵庫県宝塚市の中川智子市長は15日、市議会本会議の施政方針演説で、障害者政策などで作成する公文書に全国で初めて「障碍」の表記を使うと表明した。運用開始は今年4月からで、市条例の条文や担当課の名前も来年4月をめどに文字を改める方針。
市や専門家によると「碍」には「旅路を妨げる」の意味がありハンディキャップのある人が行く手を阻まれているとのニュアンスが生まれる。「害」は災いや人に危害を加える意味があり障害者に問題があるようなイメージを生む。
市長は「『障碍』本来の意味について知識を普及させ誰もが人格と個性を尊重し支え合う心のバリアフリーを推進する」と述べた。