2019年2月14日 20:47 | 無料公開
和歌山県の熊野三山で神の使いとして祭られ、全国にも伝わる3本足のカラス「ヤタガラス」を通じて地域振興を図る「日本ヤタガラス協会」の設立に向けた記者会見が14日、同県新宮市で開かれた。一般の会員を募り、4月に設立総会を開催予定。
3本足のカラスは中国大陸から朝鮮半島を経て日本に伝わったとされ、山形県の出羽三山などにも伝承があり、日本サッカー協会のシンボルマークとして使われている。昨年3月に和歌山県那智勝浦町で開かれたヤタガラスのシンポジウムの出席者らが協会設立を進めてきた。
発起人の一人の山本殖生さんは「ヤタガラスを通じて各地との交流を深めたい」と語った。