「かまくら」幻想的に雪景色彩る 秋田・横手、15日から開催

秋田県横手市で明かりがともったかまくら。子どもたちが火鉢を囲んでいた=14日夕

 秋田県横手市で約450年続く冬の伝統行事「かまくら」の開催に先立ち、14日に撮影会が行われた。かまくらの中にともった明かりが雪景色を幻想的に彩り、観光客らは夢中でカメラのシャッターを切っていた。

 かまくらは高さ約3メートルで大人4、5人が入れる広さ。中ではんてん姿の子どもたちが火鉢で餅を焼いたり、談笑したりした。

 かまくらは毎年2月15、16日に開催される、水神を祭る小正月の行事。市内には約100基の雪のドームが作られる。

 東京都渋谷区の会社役員の女性(56)は「形の美しさに驚いた。中は暖かそうで、入ってみたい」と笑顔だった。


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