監査法人トーマツに罰金2億円 米当局、独立性に違反と

 【ニューヨーク共同】米証券取引委員会(SEC)は13日、監査法人トーマツが会計監査の独立性に関するルールに違反していたとして200万ドル(約2億2千万円)を支払うと発表した。これに伴い、元最高経営責任者(CEO)兼包括代表の天野太道氏らは一定期間、SECと関係する会計士業務を停止する。

 SECによると、天野氏やトーマツ従業員ら約90人が2012年〜16年、監査先の金融持ち株会社(東京)傘下の銀行に、預金保険機構の保険限度額(1千万円)を超える金額を預けていたことがあった。問題を把握した後のトーマツ側の対応も不適切だった。


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