JDIに最大8百億円出資 中台連合が筆頭株主へ

ジャパンディスプレイ本社=東京都港区

 業績不振の中小型液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)が進めている出資の受け入れ交渉で、中国や台湾の企業連合が筆頭株主となる見通しであることが12日、分かった。出資額は600億〜800億円規模を想定しており、出資比率は3〜5割を見込んでいる。先行する韓国メーカーに対抗するために中国、台湾勢と手を結び国際競争力を高める。

 生産拠点の再編など詳細は決まっていないが、外国資本が経営権を握ることで、国内拠点の海外移転などを迫られる可能性もある。

 出資するのは、中国の政府系ファンドのシルクロード基金や台湾のパネルメーカー、TPKホールディングなどの企業連合。


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