2019年2月11日 17:46 | 無料公開
「久野原の御田」で田植えの場面を演じる子どもたち=11日午後、和歌山県有田川町
和歌山県有田川町久野原の岩倉神社で11日、五穀豊穣を祈る伝統舞踊「久野原の御田」(県無形民俗文化財)が行われた。地元保存会によると、室町時代から約500年続く行事とされるが、過疎や高齢化による後継者不足で今回が最後の上演となり、参加者は名残を惜しんだ。
太鼓の音や歌い手が歌う短歌に合わせ、田をおこす場面から稲刈りまでを主役のしゅうと役と婿役に加え、早乙女役の5〜7歳の子ども5人が演じた。次回は早乙女役の子どもがそろわないなどの問題があり、幕引きを決めたという。