入社の決め手は「自分の成長」 今春卒大学生への調査

就職予定大学生が入社先を選んだ主な理由

 就職情報会社「リクルートキャリア」(東京)が今春就職予定の大学生に入社先を確定する決め手を複数回答で尋ねたところ「自分の成長が期待できる」との答えが47・1%で最多だったことが10日、分かった。「年収が高い」「知名度がある」は2割に満たなかった。

 同社の就職みらい研究所の増本全所長は「今は定年まで勤め上げるという意識が希薄だ。企業の浮き沈みは激しく、自分の成長こそが将来の安定につながるという考えが働いた」と分析した。

 「自分の成長が期待できる」の次に多いのは「福利厚生や手当が充実している」の37・8%。「希望の地域で働ける」(37・0%)が続いた。


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