平昌五輪1年で記念行事 スポーツで南北融和模索

平昌冬季五輪の開会式から1年を記念した行事で演説する韓国の李洛淵首相(左)と拍手するフィギュアスケートの元五輪女王の金妍児さん(右)=9日、韓国・江陵(共同)

 【平昌共同】昨年開催された平昌冬季五輪の開会式から1年に当たる9日、会場となった韓国北東部の平昌や江陵で記念行事が開かれた。李洛淵首相は「われわれは南北が殺し合い、憎み合った冷戦の過去を克服し、核のない平和と民族共存繁栄の未来を切り開く」と演説、北朝鮮との融和への決意を示した。

 同五輪では長年対立していた韓国と北朝鮮の合同チーム結成や合同入場が実現、その後の緊張緩和や交流拡大につながった。南北は2020年東京五輪での合同チーム結成や、32年夏季五輪共催も目指している。

 開会式場跡地の行事では、北朝鮮を含む参加国の国旗が掲げられ、聖火台に火がともされた。


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